ティンパニ サウンドの再生
新しいティンパニヘッドの誕生です。
made by ASPR Japan
仕様
ヘッド
- フィルム:
- アニールド・フィルム
- 厚み:
- 0.19mm
フープ
- 材質(芯):
- アルミ
- 加工法:
- カシメ式
品番・価格
- ティンパニサイズ
- ヘッド品番
- 標準小売価格
- ティンパニサイズ:23″
- ヘッド品番:BTP-5523
- 標準小売価格:¥15,600(税抜き)
- ティンパニサイズ:26″
- ヘッド品番:BTP-5526
- 標準小売価格:¥16,900(税抜き)
- ティンパニサイズ:29″
- ヘッド品番:BTP-5529
- 標準小売価格:¥17,500(税抜き)
- ティンパニサイズ:32″
- ヘッド品番:BTP-5532
- 標準小売価格:¥18,900(税抜き)
なぜ?ティンパニに音程があるのか?
ティンパニの音程感は、他のドラム類とは違うヘッド(膜)の振動によるものです。
ティンパニ以外のドラム類は、楽器の構造上も奏法の上でも、同心円状に波打つ膜の振動になるため、音程を感じにくい音になりますが、ティンパニは、やはり楽器の構造と奏法上から、円の直径方向を軸とした振動が発生し、倍音が整数倍に近い周波数に整うことで、人の耳に音程を感じる音になります。
【振動モード】
ティンパニヘッドに理想的な「アニールド・フィルム」
直径方向を軸にした振動を得るには、縦横方向で伸び方が異なる従来のプラスティックフィルムは、やや不利な面がありましたが、バトー5500ティンパニヘッドは、全方向でより均一な性質を持つ「アニールド・フィルム」によって、より理想的な振動モードに近づきました。
アニールド・フィルムは、樹脂が冷えて固まるときに残った残留応力を熱処理によって低減することで、どの方向へも同様な伸び方をするフィルムです。
剛性の高いフープ
多くのティンパニヘッドは、成型したフィルムを樹脂を使ってフープに固定して作られていますが、バトー5500は、フープへの固定に「カシメ」という技術を使っています。芯金に巻きつけたフィルムを更に外枠で巻き込むように包んでいきます。
フープ全体が剛性の高い金属でできているので、フィルムの張力で歪むことなく振動を支えます。そのため、マレットがヘッドに当たった瞬間の衝撃をしっかりと受け止め、ティンパニの音として重要な、アタックの効いたレスポンスの良いサウンドを生み出します。